今年度第2回目のキャンパス・コンソーシアム函館の合同公開講座「函館学2021」を,9月18日(土)に函館大学で開催しました。
第2回目は,「函館に通う大学生の幸福度」というテーマで,函館大学の西村淳准教授に講義をしていただきました。
2020年10月から11月に函館に通う函館大谷短期大学、函館大学、函館短期大学、教育大学函館校、ロシア極東連邦総合大学函館校の学生を対象にアンケート調査を行った結果から、函館地域からの人口減少を食い止める施策があるかについてお話がありました。
学生へのアンケート調査を行った結果、学生の幸福度は、「生活のしやすさ」、「交通の利便さ」、「買い物の便利さ」、「街の活気」に大きく影響している反面、「就職したい企業の数」は幸福度に影響していないことが分かった。また、お金より愛を選ぶ人は幸福度が高く、恋人がいる人は函館に住み続けたい志向が強く、幸福度も高い傾向がみられた。残念ながら函館は、札幌や仙台等政令指定都市に比べると「生活のしやすさ」、「交通の利便さ」、「買い物の便利さ」など幸福度に影響する項目は見劣りしている。恋人の有無は地域外への流出を食い止める効果があり、幸福度も高い傾向にあることに注目すべきであるとのことでした。
恋人の有無が人口減少が大きい函館の人口流出防止の施策になるとの貴重なお話に参加した約30名の受講者は,最後まで熱心に聞き入り,受講者の関心が高い講座となっていました。
「函館学2021」は,受講者募集中です。キャンパス・コンソーシアム函館主催の講座の他,各加盟校主催の講座もありますので,ぜひご来場ください。
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