今年度第1回目のキャンパス・コンソーシアム函館の合同公開講座「函館学2021」を,7月31日(土)に函館工業高等専門学校で開催しました。
第1回目は,「医療・福祉を支えるAT技術」というテーマで,函館工業高等専門学校の浜 克己教授に講義をしていただきました。
医療や福祉の分野では、高齢者と障がい者の自立を支援するための技術やサービスの提供が必要であるが、公益性が高い反面市場性が低く技術者や企業は手を出せない分野であった。文部科学省の強化推進事業として、長岡技術科学大学、豊橋技術科学大学、国立高等専門学校の三機関連携によるイノベーションと技術者の育成を図るプロジェクトがスタートしている。函館高専では、実際のニーズに基づき、それに応えるための機器を提案している。その例として、手指リハビリ用支援機器の開発、傾斜対応型パワーアシスト車椅子の開発、訪問介護用洗髪機器の開発などの照会があった。そして次世代の取り組みとして、障がい者のワークスタイルやライフスタイルの変革の支援も含め、空間全体をつくっていくことを目指していくことのお話がありました。
障がい者のために、ここ函館で研究している内容が紹介され、参加した約50名の受講者は,最後まで熱心に聞き入り,受講者の関心が高い講座となっていました。
「函館学2021」は,受講者募集中です。キャンパス・コンソーシアム函館主催の講座の他,各加盟校主催の講座もありますので,ぜひご来場ください。
詳しくはこちら