夏季集中講義「科学技術コミュニケーション入門」を開講しました

 キャンパス・コンソーシアム函館では、主幹校を公立はこだて未来大学とし、担当講師として辻義人先生(公立はこだて未来大学准教授)を迎え、8/8(土)~10(月・祝)の3日間、単位互換制度対象科目「科学技術コミュニケーション入門」を開講いたしました。

 今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、オンライン開催としたところ、CCH加盟校だけではなく、連携先の南大阪地域大学コンソーシアム加盟校の学生の参加もあり、25名の学生が受講しました。

 1日目午前は、ゲスト講師の依田竣介さん(はこだてみらい館スタッフ)による講演で、はこだてみらい館での実践の様子やサイエンスコミュニケーションを促すための工夫などについて、お話いただきました。

 1日目午後からは辻先生の講義やグループワークなどで、2日目にはLEDトートバッグを作る「テクノ手芸」(ワークショップ)、3日目には「micro:bit」(マイクロビット/教育用の小型マイコン)を使ったヘルスケアIT機器やイベントを考えるグループワークが行われました。

 3日間の講演や講義、ワークショップ、グループワークのすべてが、オンラインで行われたにもかかわらず、依田さんへの質問や、グループ発表に対しての感想などがたくさん出されて、活発な講義となりました。日程のすべてがオンラインで行われたこととあわせて、受講生の皆さんはコミュニケーションの難しさや大切さを感じたことと思います。

 受講生は、皆さんおおむね満足できたようで、「今まで体験のないことをできてとても楽しかったし、勉強になりました。」「他校の学生の考え方や、課題への取り組み方が自分の学校と違った点もあったので、とても勉強になった。」「他校との交流があるとは知らず受講しました。学校・学年が異なる方と交流できて嬉しかったし、楽しかったです。対面だったらもっと楽しいんだろうなと思いました。」「文系の学部なので理系の講義に触れることがなくて、今回体験出来てよかった。また、他大学の方とも交流出来てよかった。」などの感想が寄せられました。

 CCHでは、夏季と冬季の年2回、集中講義を開講しています。次は冬季に開講する予定です。新型コロナウイルス感染症の流行状況によっては、中止となる可能性がありますが、開講する場合には、CCH単位互換のページや加盟校の学務・教務担当を通じて案内いたします。みなさんのご参加を心からお待ちしています。

はこだてみらい館 依田さんの講演
辻先生の講義
配信の様子
配信の様子