キャンパス・コンソーシアム函館では,単位互換特別開設科目 冬季集中講義「現代地域学論 まちづくりに挑む!」を平成31年2月12、13、19、20日の4日間にわたり、開講しました。
この集中講義は、学生が地域の課題解決を通じて、「函館」という街の魅力,地域資源の魅力を認識し、「自分にできること」「自分のやりたいこと」の可能性を広げることを目的としています。
今年は、函館大谷短期大学を会場として、函館大谷短期大学、函館大学、函館短期大学,公立はこだて未来大学、北海道大学水産学部の学生22名が受講しました。
受講生は、大谷短大の鄭先生をはじめ,北海道教育大学函館校の田中先生、未来大学の田柳先生、函館大学の高橋コーディネーターの講義のほか、韓国の安養大学校からお招きした李先生から,「観光」という言葉の概念や実例を紹介した「まちづくりと観光」と題した講演を受けることができるという,貴重な体験をすることができました。
また,学生は5グループに分かれ、今回協力いただいた函館朝市協同組合連合会,函館湯の川温泉旅館協同組合などでの聞き取りや,街中でのアンケート調査や解決策の作成といった「課題解決」につながる取り組みにより,「函館」という街のことを深く知ることができました。
そして、最終日には、協力先の皆さんの前で,自ら考えた解決策の提案を行い,いろいろな質問や厳しい意見をいただくことができました。
なお,今回ご協力いただいた皆さまと,提供いただいた課題は次のとおりです。
【函館朝市協同組合連合会】
・朝市への集客に繋がる「主観的」な方策について
【函館湯の川温泉旅館協同組合】
・インバウンドが増加傾向にあるなか、湯の川温泉の入込を増やす方策について
・観光シーズンのオフ対策について
【函館市観光部】
・若い観光客に来て貰うためには,(観光の)新コンテンツの掘り出し
【函館市経済部】
・外国人観光客に函館の食(飲食店・おみやげなど)をもっと消費してもらうには?
【函館市企業局交通部】
・市電の利用者を増やすために~若者が公共交通を利用するには~
・地域の中の市電の役割~市民が利用しやすい市電とは~
・観光都市函館での市電の役割~観光資源としての市電~
このような集中講義は,キャンパス・コンソーシアム函館ならではの,他校との学生交流の機会でもあります。これまで、集中講義を受けたことがない皆さんも,チャンスがあったらぜひ受けてみてください。
お忙しい中,お時間を割いて学生の取り組みにご協力いただいた皆さまには,心より感謝申し上げます。ありがとうございました。