平成30年度CCHライブラリーリンク研修会を開催しました。

2019年2月5日(火)Gスクエアにおいて、平成30年度CCHライブラリーリンク研修会『発達障害・読書障害を抱える利用者に図書館ができる支援とは?』を開催しました。

今年度は、主に図書館職員が、普段の業務で感じていること、特に現場で対応に苦慮していることについて、勉強したいという思いでテーマを選びました。

研修会は3部構成で、第1部は北海道発達障害者支援センターあおいそらの片山智博さんに「そもそも発達障害とは何なのか、どう接したらよいのか?」というテーマで講演をしていただきました。片山さんからは、発達障害などの基本情報から、具体的な経験に基づくわかりやすい支援のアイデアなどをお話しいただき、図書館での今後の業務にどのように取り組んでいけばいいのか、大変参考になりました。

第2部は北海道大学函館キャンパス事務部図書担当係長 小林泰名さんに「読書障害のある学生への情報保障:図書館にできること」と題してお話しいただき、発達障害・読書障害をお持ちの方に対する、より具体的な情報提供の方法や、情報保障機器について紹介していただきました。

第3部は「ワークショップ」で、参加者は5つのグループに分かれて、意見を出し合い、発表して講評をいただきました。また、講師の先生にはケースに応じた細かいアドバイスをいただき、参加者一人一人が自分の職場に持って帰ってすぐにでも実践できそうなアイデアを得られた、有意義な研修会だったと思います。

研修会終了後、参加者のみなさんからは、「このような機会があり、どこに相談すればよいか困っていたことも、専門の機関や専門家がいることがわかり参加してよかった、今後の対応に生かしたい」等のご意見をいただきました。

講師の先生方、参加者のみなさん、ありがとうございました!