11/5(日)函館市中央図書館大研修室で、平成29年度ライブラリーリンク講演会
「本のこれからを考える『書評という仕事』」を開催しました。
講師に鷲田小彌太(わしだこやた)札幌大学名誉教授をお迎えし、豊富な人生経験のこぼれ話や、幅広い人脈からなる交友録をたくさん披露していただきました。
鷲田氏のライフワークである書評を書くコツについて、熱く語っていただき、「いい書評を読まないといい書評は書けない」、「書評を書ける人は本も書ける」など、受講者を奮い立たせる名言も残して下さいました。
講演会に続き、図書館関係者による、ワークショップ形式の研修会も合わせて行いました。
星野道夫氏の「旅をする木」を課題図書とし、メンバーはあらかじめ書いてきた書評を持ち寄ってグループで読み合わせ、お互いに講評し合って代表者の書評を発表しました。特に鷲田氏の講演を聞いた後では、論文を書く時のような、全体の構成を意識した手法や、周辺の事情を盛り込んだ星野氏の人生を紹介するような文章、など、書き手によって異なる様々な書評に出会え、たいへん有意義な時間を過ごしました。
また、継続することが大切であると、メンバーはそれぞれ気持ちを新たにしました。
加盟校の図書館と蔦屋書店が同時に書籍を展示する「LL文庫Vol.9」も開催中です。
ぜひ、足をお運びください!