おうち時間 de 読書−ライブラリーリンクを活用しよう−

CCH

共同

Stay Homeと言われるようになって

今ではすっかり手洗い・うがい、ソーシャルディスタンスなどが定着してきましたね。新しい生活様式を取り入れながら、私たち学生の学校生活や働き方などアップデートする時がきたようです。

感染を拡大させないためにオンライン授業やリモートワークが進む中、「#おうち時間」「#Stay Home」を快適に、そして楽しく過ごせるよう、私たちも工夫しながら生活しています。今までやってこなかった料理や手芸、もともと大好きだったゲームや映画…今回は読書に注目していきたいと思います!

知ってますか?「ライブラリーリンク」

函館市には市内の高等教育機関と中央図書館が連携して、読書をはじめ、学習や研究のより充実した環境を整備するための組織「ライブラリーリンク」があります。自分の大学以外の図書館を利用することが可能(詳しくは各図書館をご確認ください)で、一般の人も利用できちゃうんです!

その活動の1つに、テーマに沿った本を展示する「はこだてLL文庫」を実施していて、展示された本はブクログに登録されています。もしも本選びに困ったら、このブクログに登録されている2500冊以上の本から新しい世界と出会えるかも!?

おうち時間におすすめ本

ブクログには小説から新書、福祉やアート、地方創生などさまざまな本が登録されています。実際に中央図書館で借りてみました!その中で私がおすすめする本を紹介していきます。

おすすめ本① 億男(著:川村元気)

*あらすじ*
突然、億万長者となった図書館司書のお金をめぐる30日間の大冒険の物語です。人間にとってお金というものは何か?億万長者となった主人公の一男にとって幸せとは何か?数々の偉人たちの言葉が出てくるのも見どころのひとつです。

函館がロケ地になっている「世界から猫が消えたなら」の原作者:川村 元気の作品です。この「億男」も映画化されていますが、描写がわかりやすいのでサクサク読めます。実際に自分が大金を手にしたら何を考え、どう行動するのか…?お金は人を変えるのか———「お金」と「幸せ」について考える本でした。

おすすめ本② メシが食える大人になる! よのなかルールブック(日本図書センター)

*あらすじ*
これから厳しい社会に出ていくこどもたちに伝えておきたい本当のことを、50の「よのなかルール」としてまとめました。ちょっぴりピリ辛なことばと、ユーモアあふれるイラストの組み合わせが楽しい1冊です。

「よのなかルール」を1つずつ、行動や心のあり方、感覚など様々な視点からイラスト混じりでまとめてあってとてもわかりやすいです。子どもから大人までみんなに読んでほしい本でした。「学校の勉強とちがって、だれかに教わる機会はほとんどなく、教わったからといってすぐにできるようになるものでもない」が一番印象に残っています。

おすすめ本③ 障がい者だからって、稼ぎがないと思うなよ。: ソーシャルファームという希望(著:姫路まさのり)

*あらすじ*
低賃金が当たり前って、おかしくない? 誰にとっても大事な、自立のための「お金」の話。働いて、自立したい! そんな「当たり前」を実現させた、障害のある人たちが働く「成功企業」があった! 行列の絶えないフレンチレストラン、年商2億円に届いたクッキー工場、重度障がい者を主力とするコンピューターハウス、人気のワイナリー等々。5万円で生活が、8万円で未来が、10万円で働き方が変わる!

福祉を学ぶ学生には読んでほしい1冊(福祉を学べる市内の大学についてはこちらから)ですが、福祉のことを全く知らない人でも「こんな世界ってあるんだ…」と衝撃を受けます。日本の現状や実際に働く障がい者の方の環境を、実際の現場の声を元に読み進められます。障がいの有無にかかわらず、「働くこと」「自立すること」について深く考えさせられます。

読んだことないけど気になる本

「繊細さん」の本(著:武田友紀)

最近、テレビでも取り上げられるようになってきている「繊細さん(HSP)」。病気でも障がいでもなく、その人の気質であるとのこと。自分の言動が何か傷つけてるのかも…と不安になるので、一度は読んでみたいです。あとは、もしかしたら自分もそうかも…?だったら、自分の攻略方法が知りたいですね。

コロナのせいにしてみよう(著:國松淳和)

今や世界中を脅かしている「新型コロナウイルス」。ニュースを見れば感染者数、緊急事態宣言…集団心理によって、みんなが不安だと知らないうちに自分も不安になって、ストレスを抱えてしまいます。誰かのせいにしてしまいたくなる…少しでも自分の心を軽くするために、読んでみたいと思いました。

家の近くの図書館はどこ?

読んでみたい本はありましたでしょうか。
ライブラリーリンクによって学生、地域のみなさんが中央図書館だけではなく大学図書館でも本を借りることができるようになっています。書店やオンラインで購入するだけではなく、自分の家の近くの図書館でも本を借りることができるので、ぜひご活用ください!