陣川町の山中で大量のお地蔵様・観音様に出会う
CCH
2019/12/24
こんにちは!まつみーです。
「山の中にお地蔵様・観音様の石像がたくさん置かれている場所がある」と聞いて、今回はキャンパスコンソーシアムの長内さんと一緒に函館市陣川町へ取材に行ってきました。
ここはまだ普通の函館のまちの景色ですが、1キロも進まないうちに…
こんな景色が顔をだします。
いざ入山!!
一見普通の山だけど、本当に話題になる程の石像があるのかな?
・・・答えは歩いてすぐに!
お地蔵様や観音様の像が山道の両脇に続々と!
よく見ると誰かが置いていったらしい木彫りの熊も混ざっています(笑)
こんな可愛らしい方もいらっしゃいました。
山の空気と相まってとても癒されます。
勝負ごとに御利益があるという観音様。テスト直前はここに来るべき?
たくさんのお地蔵様や観音様を眺めながら、山道を歩き、一番奥まで到着!
昔から登山をする人たちの通り道として使われていたらしいこの道。
近隣の古刹である大円寺のご住職にお話をうかがったところ、これらのお地蔵様・観音様の石像は自然に持ち寄られ集まったものなのだそうです。
最初は誰かが登山者の安全を祈って設置したのでしょうか。
噂通り本当に陣川町の山の中には、お地蔵様・観音様がたくさんいらっしゃいました。
しかし、同行して頂いた長内さんからこんな一言が…
「もっとたくさんいたはずなんだけどな…」
え?
そんなことを言われたら気になっちゃいます。
過去に遡って写真を撮って来ました!な〜んて出来たらいいのですがそうもいきません(笑)
困っていた私を助けてくれたのは、地元の方からお借りした「神山300年誌」という資料でした。1958年に編纂された貴重なもので、当時の様子が記載されています。
これに昔の石像の配置が残されていました。その数、山の中だけでなんと88箇所。「神山新四国八十八箇所観音」と書かれています。
そして大円寺周辺にも。こちらは「神山西国三十三観音」と名付けられていますね。
当時の様子が思われますが、なにぶん自然の中のもの。経年により失われていくものもあるのでしょう。
帰り道、近隣の道端にも面影が。
取材を終えて…
今回訪れた場所は色々なお地蔵様・観音様を眺めながら歩く楽しみもありつつ、元々登山をする人たちの通り道だったということで、山の中は空気がとてもおいしくリフレッシュできました。
近隣には温泉もあるので山歩きの後は温泉に入る、なんていうのも良さそうですね。
ここまで読んで頂きありがとうございました!