公立はこだて未来大学AO入試体験記&解説!
未来
2018/10/23
みなさんこんにちは!森本です!近頃、函館は夜に気温が一桁となる日が増えてきました。函館に限らず朝方は冷え込む地域が増えてきたので、皆さんも風邪には気を付けてくださいね。
さて、私が所属する公立はこだて未来大学ではAO入試が二週間後に迫りました。いやあ、もうそんな時期ですか、感慨深いですね。なにせ去年のこの時期、私もAO入試に向けて準備をしていた一人でした。あれから一年、早いような遅いような、、、いや凄い早いです。
まあそんなわけで、はい!ここでタイトルコール!!
公立はこだて未来大学AO入試体験記&解説!
AO入試とは
『AO(アドミッションズ・オフィス)入試とは学力試験だけでは評価できない特別な能力や、大きな可能性を秘めている学生を、全国から積極的に迎え入れようとする自己推薦による選抜方式です。(公立はこだて未来大学HPより抜粋)』
つまりAO入試は学力と同様に人物が重視される受験方式ですね。
公立はこだて未来大学の入試形態
未来大学の入試は大きく分けて、一般選抜入試(前期・後期)、AO入試、特別選抜(推薦)入試です。入試形式が一般選抜入試に限らない趣旨として、『多様な入学者選抜方式を採用し、本学での学習に強い意欲を持つ人を受け入れることを目指しています。』と、未来大学の発行する入試者選抜要項に記されています。つまりは一般選抜入試以外の選抜方法を取り入れる大学は学力だけでは測れない、やる気のある人材を獲得したいと考えているのではないでしょうか。
未来大学はシステム情報科学部という学部のみを有しています。いくら入試の科目が高得点であっても、システム情報科学分野に興味がなければ大きな成長は見込めません。特にプログラミングは必ずついて回ります。私は未来大学の一学生としてそれを体感しました。これがAO入試や推薦入試を取り入れる理由の一つだと思われます。
公立はこだて未来大学のAO入試
基本事項
まずは今年度(平成30年度)のAO入試の基本事項についてです。
出願期間はもう過ぎましたが平成30年9月18日~9月28日まででした。この期間に出願書類を提出します。
第一次選考がある場合の合格発表は平成30年10月19日(金)に行われますが、私が受験した昨年は行われませんでした。
第二次選考は平成30年11月3日(土)・4日(日)ですね。1日目が基礎学力検査、2日目が面接となっています。
そして待ちに待った合格発表は平成30年11月9日(金)です。試験が終わってからこの日までは生きた心地がしません。
出願期間
この出願期間中に出願書類を提出する必要があります。志望理由書や受験票をまとめて提出するのですが、早め早めの準備が必要です。試験内容に面接があり、プレゼンテーションが含まれます。この時に使用する資料も出願期間にまとめて提出します。この資料の作成が私にはなかなかネックでした。他にも志望理由書などが必要となるので高校3年生の夏休み中には着手するのが理想ですね。そう考えると資料請求は夏休み前には済ませておくのがいいでしょう。
第二次選考
1日目は基礎学力検査です。1科目目は『数学ⅠAⅡB』『情報科学』『デザイン』からの選択です。2科目目は英語です。
2日目は面接です。私の時は初めの5分でプレゼンテーション、質疑応答、その合間に英語面接といった順で進められました。面接官は3人で、うち1人は英語面接のための外国人教員でした。あくまで私の時なので参考程度にお願いします。
↑詳細については公立はこだて未来大学入試選抜要項をご覧ください。(公立はこだて未来大学ホームページからお取り寄せいただけます。)
AO入試を振り返って
やったこと(あくまで私の場合です!!)
- 面接対策
- 高校や塾の受験体験記を読む
私の高校では大学ごとに過去の受験体験記をまとめていました。そこから過去の面接での質問やプレゼンテーションでの注意点を知りました。
- 大学のパンフレットを読み込む
暇があれば読んで読んで読んでました。パンフレットにはその大学のセールスポイントが詰めこまれています。これを読まずにその大学の良さを語ることは出来ません。コースの説明からゼミの紹介、就職情報まで網羅されています。
- その大学の学部学科に関する本を読む
私はAIに興味があったのでそれに関する本を色々と読んでいました。本を読むときは目次を見て抜粋して読むのがポイントです。200ページの本を全部読むのではなく、目次で自分が必要とする部分だけを読むと効率がいいです。この読み方は今でもレポートを書くときなんかに重宝しています。
- 面接用ノートの作成
上記三つのまとめ技です。体験記を読んで質問事項をまとめ、パンフレットや本からその返答を考えておく。また、高校の先生などと面接練習をしたのであれば、その時の質疑応答もメモしておくといいです。
- 筆記対策
- 赤本を繰り返し解く
AO入試の基礎学力試験は各大学で制作しています。そのため大学ごとに出題傾向が分かれています。赤本を読んでいると未来大学の数学の試験では「微分積分」の出題頻度が高めである気もします。英語も近年の情報系の話題が長文として出題されています。また、赤本の最初の数ページにも傾向について解説したページがあるので必読ですね。
- 問題集を解く
赤本の出題傾向を元に、苦手な分野があればその分野のみをまとめた薄めの問題集を解きました。入試で重点的に出題される分野は大学入学後でも使うという意味です。入学後を考えても、これをして損はないでしょう。
- IT系のニュースを調べる
未来大学のAO入試の英語の筆記では過去数年のニュースから題材を選んで長文を出題する傾向があります。これはもちろん面接でも使えます。英文の話題が分かれば内容も何となくわかる、これだけで試験時間にかなりの時間の節約が期待できます。
- その他
- 早めにホテルを予約する
遠方から受験する人は早めにホテルを予約しておくといいです。未来大学は市街地から少し離れた立地となっています。前日に一度経路を確認しておくのがお勧めです。
- センター試験の勉強も忘れない
AO入試で必ず合格するとは限りません。昨年度は20人の枠に72人が受験し、36人がAO入試で合格しました。これを多く合格したと思うか、半数しか受からなかったと思うかはそれぞれです。しかし、落ちる人は必ずいます。その後、推薦入試でリベンジする人もいるでしょうし、センター試験を受ける人もいるかと思います。AOの準備が忙しいかとは思われますが、入試の2ヶ月後にはセンター試験です。先々を見据えて、そちらの勉強が疎かにならないようにすることも大切です。
最後に
AO入試は大学のアドミッション・ポリシーを基準に、学力に加えて人物を重視して審査されます。人物とは過去の自分の行動の積み重ねの末に現在の姿が形成されるものです。未来を語ることは大切です。しかし、いくら壮大な未来を語ろうとも、実行出来なければ意味がありません。そして実行できる人物かどうかは過去の行動が示しています。面接官は人物を見るために恐らく受験生の過去を見てきます。そのことを私は受験して実感しました。自分としっかり向き合って、AO入試に臨んでください。
出願期間 | 平成30年9月18日(火)~平成30年9月28日(金) |
第一次選考合格発表 | 平成30年10月19日(金)※選考があった場合 |
第二次選考 | 平成30年11月3日(土)・4日(日) |
合格発表 | 平成30年11月9日(金) |
詳細については以下からどうぞ↓
▷公立はこだて未来大学 ホームページ
▷公立はこだて未来大学 AO入試概要