こんにちは、森本です!五月も終盤となり、函館でも20℃を超える日が増えてきましたね。そろそろ扇風機を出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。
箱館五稜郭祭とは?
さてさて、私は先日5月20日の日曜日、箱館五稜郭祭のボランティアに参加させていただきました。皆様、五稜郭祭はご存知でしょうか?私は函館に来てまだ1ヶ月ということもあり、箱館戦争の衣装を着てパレードするらしい、その程度の知識しかありませんでした。そんな中、ふってわいた五稜郭祭のプラカードスタッフの話。是非、と引き受けさせていただきました!
いざ、出陣!
そんなこんなでやってきた五稜郭祭当日、集合場所に行くといやはや、想像以上。そこには箱館戦争の登場人物に扮した人々が集っていました。衣装のクオリティの高いこと高いこと、その空間だけ時代が違うかのように錯覚しました。特に唯一知っていた有名どころ、新選組の水色の衣装を見つけたときは「おおっ」と思わず声がこぼれましたね。
私がプラカードを任されたのは明治新政府軍の津軽士官隊さん。知らないなあ、と思っていましたが中のおじさまの貫禄の凄いこと。これはこれでありだな、と何目線だよなどとツッコミが飛んできそうな感想を持ったところでパレードはスタートしました。
パレードは中島町から箱館戦争の舞台となった五稜郭公園までの約2.5キロの距離。パレードには小学校入学前の園児たちも参加しており「えいっえいっおー」と元気な声が微笑ましかったです。市内にとどまらず、市外からも維新行列を一目見ようと多くの方々が見物に来ていましたが、中でも最も人が多かったのはシエスタハコダテ前の通りですね。なにせ、そこでは旧幕府軍と明治新政府軍による模擬戦が繰り広げられるのです!
一行が通りの中央の配置につくと、どーんっという大きな号砲が鳴りました。それを合図に、戦いの火蓋が切って落とされます。役者たちの白熱する斬り合いに高まる緊張感。火花を散らすように描かれる刀と刀の軌跡は、当時の情景の片鱗を私たちに魅せてくれます。彼らは何を思いながらそれぞれの正義の刃を振りかざしていたのでしょうか。
大立ち回りの末に土方歳三が倒れ、五稜郭が明け渡されるとパレードは進行を再開します。目指すは五稜郭公園。長い道をなれない衣装で歩くため皆さん疲労の色がうかがえましたが、それでもしっかりと前を見つめていらっしゃいました。
そうして目的地で多くの方に見守られながら、パレードは幕を下ろします。
最後に
今回五稜郭祭に参加させていただけたことに、改めてよかったなと思います。パレードは箱館戦争当時を体験するような形で再現されており直接的に函館の歴史に触れられました。また、参加者の方々の役を楽しむ様子も間近で見ることができ、私自身も楽しく参列できました!(写真を撮っていなかったので悔やまれます…!)
興味を持たれた方がいましたら来年の五稜郭祭を是非見物しにきてくださいね!
箱館五稜郭祭の公式サイトはこちら!