満足できなきゃ外へ!【教育大OB】トラベリングバンド ひのき屋 ソガ直人さん
教育
2018/02/06
ソガ直人さん
- 奈良県出身
- トラベリングバンド「ひのき屋」で篠笛、鍵盤ハーモニカを演奏
- 昨年10回目を迎えた函館の夏の風物詩「はこだて国際民俗芸術際」で芸術監督を担当
- 学童保育所「ひのてん」を運営
教育大学を選んだ理由はなんですか?
元々地元である奈良からは想像もつかない遠方の街に住んでみたくて、あとは北に行くか南に行くかのどちらかで悩んでいました(笑)
その中で北の北海道教育大学函館校になったって感じですね。
函館の好きなところはどこですか?
住んでいた盆地の奈良とは風景が違うところ、特に「海」があるのは新鮮でしたね。
それと、函館には少し昔を思い出せるような建物がいたるところにあるところですね。昔はここが大層賑わっていたんだなぁ…とか、ごく身近に歴史があるところが函館の好きなところです。
奈良の歴史的な建造物見ても、近い昔を思い返すことがなかなか難しいですしね(笑)
大学生協をつくった経緯を教えてください!
大学生協が大学にできる前は、学内に地元企業のお店が入っていましたが、学生はあんまり満足していませんでした。
そこで自分は「この現状を変えたら面白そう!」って思ったんですよね。活動していくうちに仲間がどんどん集まり、最後には、設立を求める署名が当時の全学生1,200名中、1,000名をゆうに超えて集まりました。
当時、中心となって動いたのは30名程でしたが、皆も自分と同じく「面白そう!」という気持ちで集まってきたと思います。
もちろん苦労もありました。
はじめは「そもそも生協って何?」という人が多かったので、その疑問を解消するのが大変でした。
苦労はしながらも、「現状を変えてみたい!」という自分を含めた学生の強い気持ちが生協づくりを成功させたって感じですね。
他にはどんな活動をしていましたか?
生協の学生組織「がっちゃ」っというものをつくりました。
「がっちゃ」は「いいものが、がっちゃがっちゃ詰まっている」というところから、自分が発案しました、確か(笑)
「がっちゃ」で新入生歓迎パンフレット「どんとこい」を作成したりもしました。「どんとこい」の意味には「後輩達ドンとこい!」っていう意味をもたせています。
あと学祭の企画責任者もやってましたね!
自分はどうせなら豪快にやる方がいいと思ったので、当時の学生たちを7つのグループに分け、一つのテーマを元に大型の行灯や神輿を7基つくってもらいました。
そうやってできた行灯皆でかつぎ、教育大学界隈の通りをお囃子を奏でながらパレードしました。
後夜祭では、巨大なキャンプファイヤーに火を灯し、クライマックスは学生有志でつくった熱気球を夜空に飛ばしました。
学祭をやるために青森のねぶた囃子保存会に習いに行ったり、八雲に祭り用の太鼓をトラックで借りにいくなど、色々とこだわってやっていましたね。
後輩たちに一言お願いします。
自分は、何か行動を起こさないと無意味な4年間になってしまうという危機感から、学生時代に色々なことに挑戦し、少しずつキャンパスの雰囲気を変えていきました。
もし、皆さんが学内だけでは大学生活を満足できないのなら、大学の外へ出ることをお勧めします!函館で活動する多くの大人たちは、そんな意欲的な君たちを待っています!
特に自分が関わっている「はこだて国際民俗芸術祭」は、君たちがスタッフとして活動の輪に飛び込んでくることを望んでいます!
取材を終えて…
ソガさんが現在やられていることのルーツは、学生時代から存在していたのだと感じました。
今回のソガさんのように学生を歓迎してくれる大人はきっと多いと信じて、これからどんどん、飛び出していきたいと思います!!