【函館学2017】第5回「新幹線時代の青函交流~観光まちづくりに向けた取り組み~」

高専

2017/10/27

北海道に新幹線がやってきて1年半ほど経ち、乗ったことがある!という人も増えたのではないでしょうか。

私自身は北海道新幹線の試乗会に参加し、見たことのある景色も新幹線の車内から見ると新鮮だなと感じたのを覚えています。

 

 

さて、10月21日(土)に函館高専で合同公開講座『函館学』の第5回が開催されました。

講師は函館高専の奥平理先生。

専門分野は都市地理学で、2015年にはNHKのブラタモリにも案内人として出演した先生です。

 

 

講座のテーマは「新幹線時代の青函交流~観光まちづくりに向けた取り組み~」。

定住人口が減り続ける函館がこれからも栄え続けるためにはどうしてゆくべきか、という内容の講座でした。

 

 

講座は函館の人が訛りやすい「自転車(じでんしゃ)」、「幼稚園(よーちぇん)」などの単語を参加者全員で読むなど温かな雰囲気でした。

 

 

年々定住人口が減っている函館ですが、交流人口は増えているそうです。

(※交流人口:ある地域の外から観光など何らかの目的でやってくる人の数)

 

人口が減るとその地域の経済効果は減ってしまいますが、先生は「交流人口の増加でその減少分を補える」と話していました。

 

この交流人口の増加に大きく関わっているのが北海道新幹線の開業だそうです。

 

しかし、新幹線開業による経済効果はせいぜい1~3年が限界のため、青函圏での広域観光圏の形成をすることが鍵になると先生は考えているそうです。

 

そこで先生は、青函で連携した「さくらまつり」や「ゆきまつり」、「クリスマスファンタジーの共催」、「高速道路・鉄道・航空・フェリーの四位一体活用」を例として挙げていました。

 

 

青森には十和田湖や八甲田山など自然の魅力がたくさんあります。

みなさんもぜひ、青函交流の第一歩として手軽な青森観光、してみませんか?

 

 

次回の函館学は

第6回「みんなで函館の宝をあつめよう!~鳥編~」

講師は北海道教育大学函館校の三上修先生です。

10月28日(土) はこだてみらい館にて開催されます。