平成29年7月1日(土)・2日(日)にかけて江差町で開催された第64回かもめ島祭りにおいて、函館校の2つの調査チーム(学生14名、教員3名)が江差町の地域資源の再評価に関わる調査を行いました。本調査は、江差ソーシャルクリニックによる「江差エコシステム(ヒト・モノ・カネの循環構造)形成プロジェクト」の一環として、江差町との協働により実施されました。
池ノ上真一准教授(観光学)を責任者とするチームは、昨年に引き続き観光動態調査を行いました。三上修准教授(生態学)を責任者とするチームは、全国的にも有名な民謡「江差追分」に歌われている「かもめ」について、江差町の方々や観光客がどのようなイメージを抱いているかに関する調査を行いました。また、一部の学生は、かもめ島祭りの一環で行われた「江差音頭千人パレード」と「第39回全道北前船競漕大会」にも参加し、町民の方々との親睦を深めつつ学びを深める体験をすることができました。
今回の調査は、普段見過ごされがちな地域資源の価値について、町民の方々と考えるためのきっかけを作り出すとともに、江差町が進めている観光まちづくりの政策立案にも貢献することが期待されています。