「はこだての未来の景色を作ろうプロジェクト」野外展示会2016
未来
2016/11/07
10月30日(日)、西部地区にて「はこだての未来の景色を作ろうプロジェクト」の制作物展示を行いました!
「はこだての未来の景色を作ろうプロジェクト」とは、はこだて未来大学デザインコース2年の必修科目の課題です。
1グループにつき1作品、計8作品を西部地区に展示しました。
「函館の未来の景色を作る」というコンセプトのもと、道南杉と情報技術を使用した装置を作りました。
制作期間はなんと2週間!アイデア出しから、プロトタイプ制作、西部地区の場所を借りるためのアポ取り、慣れない大工仕事など…休日返上で作業に打ち込み、なんとか展示までたどりつけましたが、この2週間は怒涛の忙しさでした(汗)
各グループが函館の未来にふさわしいと思うものを考え、新しい函館の景色を作りました。
以下作品紹介です(^-^)
①FaMuSiC
ハンドルやボタンがついた不思議な三つの箱。これが1班の作品、「FaMuSiC」です。
1つ目のハンドルを回すとメロディー、2つ目のハンドルを回すとベースが流れ、ボタンを押すとドラム音が鳴ります。
一人でハンドルを回しても音楽は流れますが、3人で一斉に3つの箱を鳴らすと音楽もにぎやかになるという仕組みです。
ちなみに、メロディーとベースは班員が作曲したものを使っています。
ハンドルやボタンから流れてくる音楽にお客さんも感嘆していました。
②PHOTO BOX
2班の作品は「PHOTO BOX」です。
名前の通り、写真を撮るための装置です。
お客さんは三つのフレームから一つ好きなフレームを装置に掛け、屋根の下に入って写真を撮ることができます。
フレームを掛けるとLEDが光り、お客さんの顔を照らします。
フレームの種類によってLEDの色も変わるようになっています。
展示当日は学生がカメラマンになったり、お客さんと一緒に写真に写ったりしたそうです(笑)
西部地区に訪れた観光客の思い出作りに、一役買ったのではないでしょうか。
③こびっとホーム
3班の作品は、小人たちの家「こびっとホーム」です。
家の側面についているハンドルを回すと、家の中にいる小人たちが動き出します。
小人がごはんを食べたり、料理をする動きが歯車同士の動きだけで表現されています。
小人たちの生活の様子に子どもも大人も驚きの声を上げていました(*^^*)
④Future Well
4班が展示したものは未来の井戸をモチーフとした作品、「Future Well」です。
井戸と言っても水が汲めるわけではありません。中を覗いてみると、函館の観光名所にちなんだ占いの結果が見えます。
占い要素を入れたのは、「人の未来を変えるきっかけをつくる」ためだそうです。
実際、Future Wellを覗いた観光客が、「じゃあ次はそこに行ってみようかな」と言っていたみたいです(^-^)
⑤ROMANTIC HAKODATE
5班の作品は、「ROMANTIC HAKODATE」です。
土方歳三のような服装の男性が跪いて、洋風のドレスを着た女性に指輪を渡すという、ロマンティックなプロポーズのワンシーンをかたどった顔出しパネルです。
普通の顔出しパネルとはちょっと違うポイントがあり、なんとパネルについている指輪のふたが開くんです!
このパネルで写真撮影をしていたお客さんからも「開いた!」と驚きの声が上がっていたようです。
⑥自撮りおじさん
自撮りをサポートしてくれるおじさん、「自撮りおじさん」。
もちろん本物のおじさんではなく、6班の作った装置です。
「みんなで写真を撮りたいけど、撮ってもらうのも恥ずかしいし、自撮りするのも距離が近い…」そんな声をもとに作られました。
装置についた画面に従いながらスマホを置き、角度を調節すると写真が撮れます。
他の班が作品の傍に立って使い方を説明している中、自撮りおじさんは学生が説明役にならずとも、お客さんのみで使っていただけたようです。
⑦杉山くん
人とLEDのコミュニケーションをテーマとした作品、「杉山くん」。
白いボディに赤く光った顔が浮かび上がります。
頭を撫でると杉山くんが照れ、手を離すと笑顔を見せてくれます。
杉山くんの胸(?)にある蝶ネクタイに手をかざすと光のアートが見られます。
作品の性質上、暗くなった夜からの展示でしたが、お客さんは「かわいい!」と何度も杉山くんの頭を撫でていたようです(^-^)
⑧wowベンチ
8班の作品は「wowベンチ」です。
一見ただの木で作られたベンチですが、座るとびっくり!木でできているのにソファのようにふわふわなんです。しかも座ると音楽が流れてきて2度びっくり!
ゆったり座って音楽を聴きながら函館の景色を楽しめます。さらに、二人で座ると音楽が変わって3度びっくり(笑)
2人で函館の景色を眺めてロマンチックな気分に浸れます。
名前の通り驚かされっぱなしのベンチでした。
展示当日は極寒の中でも多くの人に足を運んでいただけました。
わたしたち学生も、短い制作期間の中の初めてのグループワークで苦労や後悔も多々ありましたが、学ぶことが多い2週間でした。
場所を提供してくださった金森商船株式会社様、元町珈琲店様、ハコダテソフトハウス様、函館市役所様ありがとうございました!
今回展示が見られなかった方は、1月開催予定の「はこだて未来展」でも同じ作品を展示しますので、是非お越しください(*^^*)