【函館学2016】第5回「函館の子育て環境とまちづくり」

高専

2016/11/23

保育所に入れない「待機児童」が増えているという話を、最近よく聞きます。まだ学生の私にとっては子どもや子育てというのは遠い話だと思っていたのですが、あと数年で社会に出る身。しっかり今から考えていかねばと思い直したのです。

 

10月29日(土)に函館工業高等専門学校で行われた第3回合同公開講座『函館学』に参加しました。

函館高専の社会基盤工学科准教授 菊池幸恵先生が「函館の子育て環境とまちづくり」について”一児の母”という自らの経験も交え講演されました。

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講演では、母子の外出の重要性、子どもの遊びの変化や子育て支援施設、子連れが住みやすいまちなどについてお話ししていただきました。

函館の中でも、本町・五稜郭エリアなどの観光客が多く訪れる地域は歩道が広く整備されています。しかし人通りが多かったり、景観を重視した石畳の歩道などベビーカーや小さな子供を連れて歩くには通りにくい道もたくさんあります。

住宅地などの観光客が少ない地域では歩道が整備されておらず白線のみの危険な道が多いそうです。

 

私たちでも気軽にできる”よい子育て環境づくり”は「小さい子に会ったら”こんにちは”と声をかけてあげる」ことだとか。

核家族化が進んだ今、周囲の高齢者が子どもの「おじいちゃん・おばあちゃん」に、周囲の学生が「お兄ちゃん・お姉ちゃん」になってあげられるような安心安全で子どもに優しいまちに函館もなるといいですね。