平成28年度五稜郭ソーラーカヌー大会開催!
高専
2016/09/19
9月13日に特別史跡「五稜郭跡」水堀で平成28年度五稜郭ソーラーカヌー大会が開催されました。
参加チームは3組で
チーム名 カヌーの名称
函館高専PBL 速BUSA(ハヤブサ)
函館高専ソーラーカヌー愛好会 Armageddon (アルマゲドン)
函館工業高校定時制 PRIDE OF NIGHTS (プライドオブナイツ)
参加人数は16名、運営スタッフは36名で行われました。
この大会の目的は五稜郭水堀を利用し、自然エネルギー利用に関する市民の興味関心を高めることです。
大会を実施するにあたり2年前から構想が練られ、
アイデアの提案、五稜郭の利用に関する手続き方法の調査、競技規則と安全対策の検討など多くの準備は、
授業の一環として函館高専専攻科の学生グループが行い、ソーラーカヌー実行委員会がその授業の成果を引き継ぎました。
大会が始まる前に3チームにソーラーカヌー製作期間を尋ねたところ
3チームとも1年~1年半かかっていました。
この大会のレギュレーションは、
カヌーのサイズが、長さ:3.33m以内 幅:1.5m以内 高さ:1.0m以内、
ソーラー発電により充電したバッテリーを動力に船外機により推進し、
五稜郭の水堀に作った特設(700m往復)コースを航行するタイムトライアルになっています。
カヌーの製作にあたって、高さを1.0m以内に収めることと、水漏れを防ぐことが難しかったそうです。
各チーム2回挑戦でき、総合優勝、総合準優勝、優勝となります。
総合優勝は2回の測定タイムの合計が最も速いチームで、
優勝は1回の測定タイムが最も速いチームになります。
ゼッケンNo.1 函館高専PBLチーム 速BUSA(ハヤブサ)
1回目は水草が絡まりリタイアしました。
2回目は順調な走りで5分11秒でゴールしました。
ゼッケンNo.2 函館高専ソーラーカヌー愛好会 Armageddon (アルマゲドン)
1回目、順調な走りで8分11秒でゴールしました。
2回目は、後半スピードが落ち9分41秒でゴールしました。
ゼッケンNo.3 函館工業高校定時制 PRIDE OF NIGHTS (プライドオブナイツ)
1回目は軽快な走りで6分50秒でゴールしました。
2回目は安定した走りで6分38秒でゴールしました。
結果は、
優勝:ゼッケンNo.1 函館高専PBLチーム 速BUSA(ハヤブサ)の5分11秒
総合優勝:ゼッケンNo.3 函館工業高校定時制 PRIDE OF NIGHTS (プライドオブナイツ)13分28秒
総合準優勝:ゼッケンNo.2 函館高専ソーラーカヌー愛好会 Armageddon (アルマゲドン)17分52秒
となりました。
優勝したチームに感想を伺うと
「1回目はトラブルがあり、リタイアしたが、2回目はゴール出来てよかった。」と話しました。
総合優勝したチームにも感想を伺うと
「いい記念になった。船に乗るのは初めてで緊張した。」と話しました。
最後に実行委員長の函館工業高等専門学校 本村 真治 先生に競技の感想を伺うと
「無事に終わりよかった。自然エネルギーを使い水面をはしるのが優雅でいいなと思った。見ていて落ち着く競技になったと思う。」
と今回の大会は好評でした。
どのチームも長い間、試行錯誤して作ったカヌーはどれも魅力的なものであり、
熱い戦いを繰り広げた選手の勇姿に感激しました。