【函館学2016】第1回「函館及び噴火湾でも発生する未利用・低利用 水産副次産物は、世界が欲する機能性素材の宝庫」
北大
2016/06/08
6月4日(土)北海道大学水産学部 大講義室にて第一回合同公開講座「函館学」が開催され、当日は自分も学生記者として、また一水産学部生として参加してきました!
テーマは
「函館及び噴火湾でも発生する未利用・低利用水産副次産物は、世界が欲する機能性素材の宝庫」
担当されたのは北海道大学大学院水産科学研究院の高橋是太郎先生でした。
ホタテ、イカ、ヒトデなど、函館にもなじみの深い海の生物たちの今まで使われていなかった部位に、実はとても有用な使い方があるということを教えてもらいました。
すこし内容について紹介させていただきます。
みなさんも最近、CMなどで聞くことがあるかと思いますが
EPAやDHA
実はこれらは魚の油(魚油)から採れるということを知っていましたか。
しかし、近年漁獲量が下がることで、この魚油もとれなくなってきているのです。
そして、今回高橋先生が紹介してくれたのは、今まで肥料などにしか使われていなかったホタテのウロに、EPAやDHAが豊富に含まれているとのこと。しかもウロ4万トンにつき油脂4000トンがとれるとのこと。
その他にも、イカの骨から人口皮膚をつくるお話や、ヒトデに含まれる成分に保湿効果があることなど、斬新なお話しをたくさん聞くことができました。
今回は第一回でしたが、この後も引き続き函館にある大学の先生たちによるユニークな講座になるのかと思うと、とても楽しみですね。