ロシア極東大学とは何ぞや?@函館に進学した理由
極東
2016/04/25
観光で訪れたい坂の名所ナンバーワンにも選ばれた、函館西部地区に位置する八幡坂。
坂の頂上からは青函連絡船・摩周丸も望めて、港町函館を感じるのにうってつけの絶景ポイントです。
「この美しい風景をきりとりたい!」そう思い写真を撮ると
必ず見切れて写り込む謎の大学、
それがロシア極東連邦総合大学函館校。私はこの大学に通う2年生です。
極東連邦総合大学とは、ウラジオストクにあるロシアの連邦大学です。旧ソ連圏を除くと、その分校はスイスと日本のここ函館にしかありません。
ウラジオストクと函館市が姉妹都市締結したことを契機にこの函館校が誕生しました。
今から22年前、つまり1994年。ソ連が崩壊して比較的すぐのことですよね。ロシアと函館、一体どのような縁があるのか不思議に思われるかもしれません。
実は日本初のロシア領事館が開設されたのは函館でして、開国の気運高まる幕末の世にはすでにロシア語教育なんてものがスタートしていたのです。
日本ハリストス正教会発祥の地でもありますし、露領漁業(後の北洋漁業)の基地として発展した函館の歴史的にも非常に強いかかわりがあります。
…といった概要は恥ずかしながら不勉強でして、入学以前はあまり詳しく知りませんでした。歴史の教科書の太文字だけのロシア史を追いかけ、好きになり、もっと知りたい学びたいと感じたのが思えば遠くへ来たもんだ、私の入学のきっかけでした。
一年次には「ロシア地理」「ロシア民族学」「日ロ関係史」「ロシア文化史」の授業があり(このうち「日ロ関係史」と「ロシア文化史」は単位交換制度の対象科目です♪)、毎授業ロシアについての理解をよく深められました。
歴史の授業だけにとどまらず、毎日の文法や会話の授業でも時代背景や豆知識などを楽しく知ることができました。
二年次の授業も楽しんで、本当は近くて(恐ろしあな所もありますが…!?)素敵な国、ロシアを学んでいきます\(^o^)/