自閉症のある幼児期の子どもたちは、極端に注意持続が短く、しばしば多動である。また、ことばの理解が困難であり、人に注意を向けること、模倣や目で見ての状況理解なども、後年の時期に比べると制限される。理解の困難さからささいなことで頻繁にかんしゃくを起こすことが多かったり、身辺自立などにおいてもすべてのことが未熟で、圧倒的に多くの介助が必要であったりする (佐々木・幸田 2008 )。さらに、自閉症の特性の現れ方や学習能力、子どもの長所、苦手な点が一人ひとり異なる。そのため、多様な方法を用いてそれぞれの子どもを評価し、何をどう教えるべきか、環境をどのように変えるべきかを個別的に考えることが必要になる。
本研究では、自閉症のある幼児期の子どもを対象とした自立課題の作成を通して、保育における自閉症のある子どもたちの支援の在り方を検証していくことを目的とする。
本研究では、自閉症のある幼児期の子どもを対象とした自立課題の作成を通して、保育における自閉症のある子どもたちの支援の在り方を検証していくことを目的とする。
チーム紹介
地域課題解決型学習白府グループ1
【函館短期大学】
増川 紀子/佐々木 江梨/小田 憂里