近年の函館の水産業は、天然資源がなかなか取れない。持続的な水産業を行うために、養殖が重要視されている。養殖において特に大きな問題なのが、餌である。餌のやりすぎによる残餌は、費用がかさむだけでなく、海の環境汚染につながる。そのため、給餌の最適化が求められている。給餌の最適化を行うための一つの大きなテーマである尾数を正確に自動でカウントする手法について発表する。この研究内容は、「SIGGRAPH Asia 2021」、世界最高峰の国際学会「NeuralPS 2022」および「Aquaculter Europe 2023」のOral sessionなどに論文採択されている。本発表は、ソフトバンクとして生産者のチャレンジを支援し地域活性化による地方創生に貢献したいという思いから、北大水産学部のMF棟に函館Labを構え、日々研究に勤しんでいる研究成果の一部である。
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石若 裕子/安居 覚/利根 忠幸