近赤外光を用いた分析技術は果実の糖度分析をはじめとして,近年その応用研究が盛んにおこなわれてきている。近赤外光を用いた液体検査に着目し,空港などに持ち込まれるペットボトルやビンなどの容器に入った液体物を容器に入ったまま検査が可能な装置開発を進めている研究グループがある。一方,函館では上川大雪酒造と函館高専が共同で酒造である「五稜の蔵」を新設し,函館の地酒「五稜」を生み出している。その中で,製造時の発酵プロセスにおいて,アルコール度数は非常に重要であるが,より簡便にアルコール度数を計測できる技術の開発が求められている。本研究では,液体検査技術の展開として,酒類に含まれるアルコール濃度の分析を光測定にて試みた。
チーム紹介
MinatoLab_NITHC
【函館工業高等専門学校】
吉田 大貴/外舘 円心/堀 拓也/柳原 恋