今年の6月から7月にかけて、北海道大学練習船おしょろ丸によって北極航海が行われました。そこで、現在私たちの研究室では、「著しい気候変動に対して、北極海がどのように変化しているのか」ということに着目して、北極海の海洋化学環境について研究を行っています。北極航海では、センサーによる観測や採水器を用いた採水を行いました。また、海洋を流れてきた小さい氷を船の上から網を使って、採取しました。それらの海水や海氷の中に含まれる酸素や二酸化炭素、生物の活動を支える栄養塩等を分析します。現在、地球は気温上昇していて、その影響で北極海では水温の上昇や海氷融解、河川水の増加など様々な環境変化が起こっていると言われています。このような変化が、海洋中のガス成分の分布や生物活動にどのような影響を与えるのか、分析結果をもとに調べています。
チーム紹介
チームおしょろ
【北海道大学水産学部】
佐守 那菜/砂川 優美/秋野 僚太/松浦 未來/戸澤 愛美