生乳の廃棄が問題になっている。国は生乳生産量を減らす指導を行い、これを守れない酪農家にはペナルティーを課そうとしている。一方でバターは海外から輸入している。この歪な構造は、生乳からバター生産をすると付随してその二倍程度の脱脂粉乳が必ず分離されるのだが、この脱脂粉乳の消費できる用途が十分ではなく、結果として過剰在庫になってしまうためである。国の方針に従い、生乳生産量を減らすため、乳を絞らないと牛は病気になるリスクが高まる。結果として生乳の生産量を減らすということは牛を殺すことを意味する。そこでこの発表では、過剰在庫になる脱脂粉乳を食品ではなく付加価値の高い製品にして酪農家を救うビジネスモデルである。
チーム紹介
チーム「カゼイン」
【函館工業高等専門学校】
佐久間 希美/加藤 りのあ/三川 ゆい/西川 景サミュエラ