研究テーマはロシア人とチョウザメの関係性である。
ロシア人は古くからコイや鮭鱒、ナマズなどの魚を利用してきた。中でもチョウザメは非常に珍重され、ロシア皇帝に献上されていたことから「皇帝魚」と呼ばれており、ソ連時代にはチョウザメ漁やキャビアの生産は独占状態にあった。
チョウザメの身も美味でロシア国内で食されてきたが、特にチョウザメの卵から作られるキャビア(黒いイクラ)は世界三大珍味の一つとされ、現在も国内外で、高値で取引されている。
本発表では、日本では水産学的な見地からのチョウザメ研究は多数あるものの、文化的・歴史的側面からロシア人とチョウザメの関係についてこれまでほとんど取り上げられてこなかったため、ロシア語文献を多用しつつ、その研究成果を紹介する。
ロシア人は古くからコイや鮭鱒、ナマズなどの魚を利用してきた。中でもチョウザメは非常に珍重され、ロシア皇帝に献上されていたことから「皇帝魚」と呼ばれており、ソ連時代にはチョウザメ漁やキャビアの生産は独占状態にあった。
チョウザメの身も美味でロシア国内で食されてきたが、特にチョウザメの卵から作られるキャビア(黒いイクラ)は世界三大珍味の一つとされ、現在も国内外で、高値で取引されている。
本発表では、日本では水産学的な見地からのチョウザメ研究は多数あるものの、文化的・歴史的側面からロシア人とチョウザメの関係についてこれまでほとんど取り上げられてこなかったため、ロシア語文献を多用しつつ、その研究成果を紹介する。
チーム紹介
Царь-рыба(ツァーリ・リーバ)
【ロシア極東連邦総合大学函館校】
弓田 眞悟/福留 聖司